看護師と福利厚生

訪問看護ステーションの福利厚生は手厚い??

こんにちは、訪問看護師のYukiです。

みなさんは今働いている職場(もしくはかつて働いていた職場)の福利厚生を気にしたことはありますか??わたしの周りでは、給料の額にのみ注目して福利厚生は余り気にしない看護師の方も少なくないです。

しかし皆さん福利厚生を甘く見ているかもしれませんが、職場から提供される福利厚生の種類によって実質的な給料は大きく変わってしまいます。
というわけで今回は訪問看護ステーションの福利厚生についてわたしYukiと一緒に勉強していきましょう。

福利厚生ってそもそも何??と言う方も多いかと思うのでまずは福利厚生とはというところからスタートしていきたいと思います。

まずは福利厚生の種類についておさらいしましょう

まず、福利厚生とは一言で言うと「経営者が労働者に対して気持ちよく働いてもらうための施策」のようなものです。福利厚生を提供することによって、経営者は労働者の生産性や組織への貢献度を上げることができますし、労働者は福利厚生によって働くモチベーションが上がるので、福利厚生とはまさに双方にメリットのあるシステムなのですね。

そして、福利厚生は法定福利厚生と法定外福利厚生の2種類に分けることができます。
何となく難しそうなネーミングですが法律で義務付けられている福利厚生と法律では付けることの義務づけられていない福利厚生と認識していただければ間違いはないかと思います。

法定福利厚生(どんな職場でも必ずあります!)
健康保険→医療費の7割をこの保険で賄うことができます。
雇用保険→失業した時に一定期間お金を受け取ることができます。
介護保険→この保険に入っていることによって、介護が必要になった際に介護費の一部をこの保険で賄うことができます。
労災保険→仕事中にケガをした場合その治療に必要な医療費をこの保険で賄うことができます。
厚生年金保険→いわゆる年金のことです。この保険に入ることによって、65歳(今後この年齢が引き上げられる可能性は非常に高いですが)になったら国から一定のお金を毎月もらえることができます。

自営業ならばこれらの保険を全額負担する必要がありますが、会社や病院などの組織に勤めていれば、これらの保険料の一部を職場が支払ってくれます。(自分が負担する分の保険料は自動的に給料から天引きされています。)

法定外福利厚生には様々な種類がありますがどのようなものが提供されているかは自分の勤める職場によります。法定外福利厚生が全くない職場も珍しくありません。

法定外福利厚生の例(どのような福利厚生があるかは職場によります!)
交通費手当→定期代など通勤に必要な分の交通費を職場が支払ってくれます。
家族手当→子供の人数によって生活補助費が支給されます。
家賃補助→家賃(又は住宅ローン)の一部を職場が負担してくれます。


法定外福利厚生の中では、家賃補助の額が一番大きいかと思います。
JT(日本たばこ産業)では家賃の何と7割を会社が支払ってくれるそうです。やはり組織が大きければ大きいほど法定外福利厚生は充実しているのですね。皆が大企業に就職したがるのも頷けます。笑

福利厚生を重視する場合は、大手の訪問看護ステーションに就職しましょう!

ここまでの内容をおさらいまとめると、

①法定福利厚生→社会保険の一部を職場が支払ってくれるというものです。ただ、どんな職場でも必ず法定福利厚生はあるので気にする必要はありません。
②法定外福利厚生費→どのような補助があるかは職場によります。JTのように職場が大手であればあるほど充実度は高いです。

ということでしたね。
このことから、福利厚生の充実した職場に就職したいならば大手の訪問看護ステーションに就職するのが得策だと言うことが分かるかと思います。

ただ、大手だからと言って法定外福利厚生が充実しているとは限らないので、事前に職場の福利厚生の充実度を転職サイトを通して訪ねておきましょう。

まとめ

・福利厚生には法定福利厚生と法定外福利厚生の2種類があります。法定福利厚生はどんな職場にもあるので、これは気にする必要はありません。法定外福利厚生はそれがある職場とない職場があります。一般的に組織が大きければ大きいほど法定外福利厚生の充実度は高いです。

・そのため、福利厚生を重視するならば大手の訪問看護ステーションに就職することをお勧めします。
・ただ大手であれば必ず法定外福利厚生が充実しているというわけではないので、転職や再就職をする前は必ずその職場にどんな福利厚生があるかマイナビ看護師を通して聞いておきましょう。


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