訪問看護に就職する上でのよくある質問

Q1:訪問看護の職場選びのポイントは?

自分の希望に合った職場を選ぶことが1番重要です。

例えば臨床経験が浅い看護師の方ならば、研制度修が充実したセコムなどの大手訪問看護ステーションを選ぶのがベストです。
また、子育てと訪問看護の仕事を両立させたいという方は、ママ看護師が多く働く訪問看護ステーションを選ぶのが良いかと思います。

とはいえ、
①家から近い職場を選ぶこと
②職場の雰囲気が良い訪問看護ステーションを選ぶこと
この2つのポイントはどんな方にとっても重要になってくるかと思います。

訪問看護は自転車や自動車で利用者さまのお宅を訪問するので、住み慣れた土地の方が圧倒的に仕事がしやすいです。職場が家から近いと単純に通勤が楽というメリットもあります。

また、訪問看護ステーションは病院と違って少人数の仕事場です。そのため病院以上に職場の雰囲気が重要になってきます。そのため、私はマイナビ看護師という看護師求人サイトに登録して事前に転職予定の職場の雰囲気をリサーチしていました。

Q2:子育てと訪問看護の常勤の仕事って両立できるの?

十分にできます。

訪問看護ステーションは病院と比べて少人数の職場ですので、子どもが熱を出した時のカバーが大変そうと思われる方も多いのですが、少人数の職場の分そこは密にコミュニケーションを取り合ってお互いカバー試合っています。

とはいえ、子育てと仕事の両立のしやすさはお勤めになる訪問看護ステーションによって変わってくるのもまた事実だと思います。

わたしの働いている訪問看護ステーションは職員の仲が良く、普段からコミュニケーションが円滑に行われているので、子どもが熱を出した時も安心して休めます。ただ、職場の雰囲気が悪いとそう上手くはいかないのだろうなと思います。

そのため、子育てと仕事の両立を希望される方はママ看護師の多い訪問看護ステーションを選ぶのが間違いのない選択方法だと思います。実際に育児と仕事の両立ができている人がいる、ということが何よりもの証明になりますので。

Q3:訪問看護に転職するまでの全体像を把握したい

マイナビ看護師などの看護師求人サイトに登録します。登録後5分くらいでマイナビ看護師の社員さんから電話がかかってくるので、職場に対する希望条件を伝えましょう。(ママ看護師が多い、離職率が低い、家から○分以内など。)

社員さんが求人情報を電話かメールで教えてくれます。それまでに公開求人から勝手に自分の希望の職場を選ぶのもありです。紹介された訪問看護ステーションが希望に合えばその旨を社員さんに伝えましょう。希望に合う職場が無ければ見つかるまで放置でOKです。

訪問看護ステーションへ行き面接を行います。何かこの職場おかしいな?と感じたら無理に就職しない方が良いです。直感的に良い!と思える訪問看護ステーションに巡り会うまで応募と面接を繰り返します。

採用通知が来て勤務が始まったら研修がスタートします。最初から一人で利用者さまのお宅を訪問するということはなく、先輩の職員と一緒に同行訪問を何度も行います。

わたしの場合はこのような流れでした。ご参考にして頂けたら嬉しいです(*^^*)

Q4:訪問看護のお給料って病院に比べると低いの?

病院勤務の場合お給料の多くの額を「夜勤手当」が占めているので、夜勤のない訪問看護に転職するとお給料が減ってしまったと感じることもあるかと思います。
しかし、日勤業務のお給料は病院も訪問看護もさほど変わらないです。

ただ、地域密着型の小規模な訪問看護ステーションでは病院に比べて経験年数に応じた昇給額が少ないのは確かだと思います。(セコムのような大手の訪問看護ステーションは別ですが。)

まとめると、
①日勤の給料は病院も訪問看護も変わらない
②経験年数に応じた昇給を希望する場合は大手の訪問看護ステーションを選んだ方が良い
といったところでしょうか。統計データによると月給30~35万円の訪問看護師さんが最も多いようです。

Q5:訪問看護に転職するために事前知識は必要?

必要ないです。
知識で武装してからじゃないと訪問看護への転職は不安。。という気持ちはよく分かりますが、事前勉強で得た知識よりも就職してから学ぶ知識の方が遥かに重要です。看護学校から初めて就職した時のことを思い出してみてください。

ただ、どうしても何か勉強してからじゃないと不安で転職できない!という方には日本訪問看護財団が提供している「訪問看護eラーニング」がおすすめです。
料金16000円で、訪問看護の基礎知識を動画で学習することができます。

とはいえ、訪問看護の知識が全くないうちは動画で数十時間学習するよりも実際に現場を1時間見学した方が学べるものは多いかと思います。

Q6:訪問看護の苦労とやりがいが知りたい

訪問看護での苦労
・夏や冬は自転車での移動が大変。(自動車での移動がメインの訪問看護ステーションも勿論あります。)
・家の中が散乱しているご家庭がある。
・初めての利用者さんのお宅を訪問する時は緊張する。

訪問看護でのやりがい
・一人で現場を何とかする力がつく。
・仕事を通して地域貢献を実感することができる。
・利用者さんと長期的な関係を築くことができる。

思いついた順に箇条書きにしてみました。わたしの場合は一人で現場を回せるようになった時、病院に勤めていた時よりも大きく成長することができたなと実感しました。

Q7:訪問看護への転職を決めたきっかけは?

わたしは
①育児と両立しやすい仕事だから(訪問看護に転職した先輩から事前に聞いていました。)
②もっとゆっくりと時間をかけて患者さんの対応をしたかったから
という理由で訪問看護への転職を決めました。産後の職場復帰というタイミングの面も大きかったかと思います。

周りの同僚を見ていると

・育児とも両立することができて、なおかつこれからのキャリアに役立ちそうだから。
・夜勤がなく、自分の生活に合わせて仕事ができるから。
・在宅医療に昔から興味があったから。

といった理由で訪問看護への転職を決意した方が多いです。

Q8:新卒でも訪問看護ステーションに就職することはできる?

できます。
一般的には、訪問看護の仕事をするためには3~5年の臨床経験が必要だとされていますが、研修制度の整った大手の訪問看護ステーションならば可能です。

セコム訪問看護ステーションのホームページには、新卒で訪問看護へ就職した看護師さんのインタビュー記事が載っているので気になる方は是非覗いてみてください。

▪️まとめ
①訪問看護に必要な臨床経験年数は3年ほど
②ただし、研修制度の整った大手訪問看護ステーションを選べばその限りではない

Q9:訪問看護に就職するために今やるべきことは?

実際に就職に向けて具体的な行動を起こすが何よりも大切です。

先ほども説明した通り、訪問看護に就職するために事前知識は必要ありませんし、極端なことを言ってしまえば臨床経験すらなくても就職することができます。

看護師免許を持っている時点で訪問看護への道は既に開けています。
後は勇気を持って最初の一歩を踏み出すだけです。

訪問看護への転職をお考えの方は、是非マイナビ看護師に登録してみてください。
登録する前とした後では当事者意識が違うので、受け取る情報の鮮度もまた180°変わってくることかと思います。

マイナビ看護師の社員の話を聞いて少しでも腑に落ちなければ着信拒否をすればいい話です。
初めの一歩踏み出すことで、あなたが不利な状況に陥ることは一切ありませんよ。

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