訪問看護は本当にブラック?真偽を検証してみました。

訪問看護師の仕事はブラックなの??


こんにちは、訪問看護師のYukiです。

わたしはこのブログの中で、
『訪問看護の仕事には夜勤もなく、非常勤勤務の看護師の割合も多いため、看護師の産後の再就職先には訪問看護ステーションが一番だ』ということを何度も主張してきました。

しかし、訪問看護に関する情報を集めようと、インターネット上で訪問看護について色々と調べていたらある1つの悲しい書き込みを発見しました。紹介します。

お悩み内容
長文でごめんなさい

訪問看護ステーションで勤務して2ヶ月たちました。
しかし 利用されてるお家のほとんどが 新人の同行を嫌がります。
その理由が 新人が来ても、すぐ辞める。我が家は見せ物ではないとクレームがあったそうです

それに先輩達の中には新人と一緒だと疲れるから嫌という人もいます。
だから 私が行けるお家も限られています。
そのため ほとんど事務所待機です。

先日 私が事務所で 利用されてる人の情報収集してたら、所長に 誰のデスクに座ってるの?あなたのデスクじゃないでしょう。さっさと退きなさい。と言われました。 私のデスクはないため 必ず先輩の許可を得てお借りしています。

その事を所長にお話したら、邪魔なのよ あなたのデスクは用意するつもりないから その辺の床にでも座ってたら? と言われました。

私は言われた通り 床に座りました。そしたら 大笑いされ 私が独身であることに対して、何で結婚しないの?もう売れ残りじゃない?あなたの名札と名刺に売り出し中と加えた方がいいわね?独身女がいつまでもいられると職場の恥だからととことんけなされました。

先輩達は所長の嫌味には聞き流さないと駄目と聞かされました。
これに耐えらない人は去るみたいです。

待遇はいいみたいですからとにかく先輩達は所長に気に入られるためにあれこれ媚ってます。
気に入られれば安堵でもあります。しかし もっと驚いたことは 頂き物やらの物は私には回さないみたいで、みんなで分けています。

毎日が苦痛だし 仕事も限られているので限界に達しています
他の訪看は 仕事の割り振りとかはどうのでしょうか?
引用元:看護師お悩み相談室

これから訪問看護師になろう!と思っている方がこのようなネガティブな書き込みを見て訪問看護への道を諦めてしまうのではないか、と思ったら何だか悲しくなってしまいました。

上記の書き込みの通り、訪問看護の現場は本当にブラックな仕事や職場で溢れかえっているのでしょうか??今回は、「訪問看護は本当にブラックなのか」というテーマで記事を書いていきたいと思います。

そもそもブラックな職場ってどんな職場なの??

巷で、ブラックだと噂される職場は無数にありますが、職場がブラック化する主な原因は以下の3つだと私は思います。

①ビジネスモデルが薄利多売だから
②人員の換えが効くから
③職場の人間関係が悪いから
それでは、例を交えながらブラックな職場の特徴を一緒に見ていきましょう。

すき家


少し前の話ですが、すき家のバイトはブラックだということは世間で騒がれていましたよね。

すき家元店員、過酷業務の実態告白「鍋定食登場で地獄、退職続出、ワンオペで全部1人」
引用元:Business Journal

上の記事の引用部分を読んでいただければ分かるかと思うのですが、すき家は「ワンオペ」といった従業員1人で店舗を回すシステムを導入したため、結果としてブラックな職場になってしまいました。

すき家だけではありませんが、飲食業は基本的にたくさんの人に商品を売らないと利益が出ない、薄利多売のビジネスモデルになっています。

また、すき家で働いている方の多くがアルバイトを始めとした代替可能の人員です、そのため、従業員の大切さを軽く見て「ワンオペ」といった無茶苦茶な業務システムを導入してしまったのですね。

化粧品販売会社


化粧品の原価を考えれば分かるかと思うのですが、化粧品販売会社は飲食業とは違い薄利多売のビジネスモデルをとっていません。むしろ、原価率は圧倒的に低いかと思います。笑

しかし、化粧品販売会社にもブラックな職場が多いという噂はよく聞きます。
そして、その原因は女性従業員の多さだと一般的に言われています。

転職が比較的用意にできる我々看護師からはあまり想像ができませんが、女性が多い会社には、出産のため昇進を諦めた方、逆に昇進やキャリアのため出産や結婚を諦めた方など様々な女性が入り混じっています。

おまけに我々看護師のように気軽に転職はできません。
人間関係がギスギスしてブラックな職場と化してしまうのも無理はありませんね。

ブラックな職場の特徴まとめ

上の2つの例を見れば分かるかと思いますが、ブラックな職場の特徴は以下の通りです。
①ビジネスモデルが薄利多売
②人員の換えが効く
→従業員にお金をかけられないため、必然的に劣悪な待遇になり職場がブラック化します。

③職場の人間関係が悪い
→妬みからいじめ、パワハラが発生し職場がブラック化します。

訪問看護もブラックな職場なの??

訪問看護というビジネスは薄利多売でもありませんし、学生バイトを雇うわけにもいかないので人員の換えも効きません。そのため、気をつけておきたいのは、職場の雰囲気だけです。

わたし自身、毎日楽しく訪問看護の仕事をしているので、この記事の冒頭で紹介したようなネガティブな書き込みはいまだに信じられませんが、やはり書き込みがあるということは雰囲気の悪い職場もあるということなのでしょう。

ブラックな職場を避けるために

訪問看護でブラックな職場を避けるためには、雰囲気の悪い職場にさえ当たらなければ大丈夫です。それでは転職先の職場の雰囲気を事前に把握するためには、どうしたら良いのでしょうか?

これは看護師の方でもあまり知っている人はいないのですが、看護師転職サイトに登録し転職エージェントに質問をすれば、その職場の雰囲気を教えてもらえることは結構あります。

そしてやはり、大手転職サイト2社(マイナビ看護師“看護のお仕事“”)の方が職場への聞き込み調査が丁寧なので、看護師転職サイトに登録する際は、そちらがおすすめです。

そして、これは訪問看護に転職しよう!と思っている方だけではなく病院に転職しようと思っている看護師の方にも有効な手法です。

まとめ

✔︎ブラックの職場の特徴は以下の3点です。
①ビジネスモデルが薄利多売
②人員の換えが効く
③職場の人間関係が悪い

✔︎訪問看護は全体的にホワイトな業界ですが、職場での人間関係が悪いとブラックな職場に感じてしまうので、転職エージェントをうまく利用して転職先の職場の雰囲気は事前に把握しておきましょう。


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