訪問看護師とは?基本情報をまとめました。

訪問看護師ってどんな職業??


こんにちは、訪問看護師のYukiです。
このブログでは訪問看護に関する知識や、訪問看護に転職する上でのコツを沢山書いてきたのですが、

記事数多すぎ!全部読むのだるいから訪問看護についてサクッと説明した記事かけよ!

と思われる読者の方も多いかと思います。というかわたしが読者なら絶対そう思っています。笑
というわけで今回は、訪問看護や訪問看護師といった職業についてまとめた記事を書いて行きたいと思います。

訪問看護師の基礎情報

仕事内容

看護師=医療という先入観が強いためか、訪問看護師は「患者さんの自宅へ赴き、そこで医療行為をする看護師」とよく思われがちなのですが、それは半分正解で半分不正解です。

わたしYukiは、「利用者の方のお宅へ赴き、利用者の方が自宅での生活を実現できるよう補助をすること」が訪問看護師の仕事だと思っています。あくまで一番の目的は治療ではなく、自宅での生活の実現なのです。

また、お気づきになられた方もいるかと思いますが、わたしはこのブログ中で「患者さん」ということばは使わず「利用者さん」ということばを使うようにしています。これは自分の中で病院での「患者さん」と訪問看護での「利用者」さんは最終的なゴールが違うんだぞ、という意味を込めて使い分けています。

また、話は大きく変わりますが利用者の方のお宅へ向かう時、一番よく使う交通手段は「自転車」です。ステーションの規模にもよるとは思いますが、わたしが働いているような小規模な職場では自転車の使用がメインです。笑

日本における訪問看護師の人数


2015年時点で、看護師の中で訪問看護師といして働いている方の割合はおよそ38000人ほどです。
そして、訪問看護師の数自体は年々増え続けています。この増加割合は病院やクリニックと比べても顕著ですね。

日本における訪問看護ステーションの数


訪問看護を提供する事業所を、「訪問看護ステーション」と呼ぶのですが、上のグラフを見ても分かる通り、その数は年々増えています。

ところで、みなさまは2025年問題というものをご存知でしょうか??
かいつまんで説明すると、「2025年までにご老人が急増するため病院のベット数が必ず足りなくなる」といった内容です。(詳しく知りたい方はこの記事をお読みください。)

この2025年問題に対処するために(ベット数を手っ取り早く増やすために)政府が現在「訪問看護医療」への支援の強化を行っています。実際に訪問看護に対する診療報酬の見直しなどもなされています。

訪問看護は今後着実に成長していく分野、いや成長しなければいけない分野だと言えるでしょう。

年収と労働時間

訪問看護師の待遇は看護師としては平均的で、
常勤職員の年収は400万円〜500万円ほど、パート看護師の時給は1800円ほどです。
また、訪問看護師には夜勤がないのも特徴です。(厳密に言うと、訪問看護師にも夜勤はあるにはあります。夜勤について知りたい方はこちらの記事をお読みください)

訪問看護師の年齢層

産後の再就職先として、訪問看護を選ばれる看護師の方は結構多いです。
そのため訪問看護師の年齢層は30歳〜が標準的です。
また、パートの職員も常勤職員と同じ割合で勤めているのも訪問看護の大きな特徴です。

 

利用者さんの年齢層

この記事でも詳しく書きましたが、
訪問看護を利用される方の年代は、やはり80歳以上の高齢者の方が多いです。

また、利用者の方の抱える疾患としては、神経系の疾患や消化器系の疾患が多いです。

大手の訪問看護ステーションはどこが有名??

セコム、ニチイ、ガイアなどが有名どころです。
また、大手の訪問看護ステーションほど福利厚生が充実している傾向が強いです
ただ、大手=ホワイトな職場というわけではないのでその辺は注意が必要です。

訪問看護師になるには何か特別な資格が必要?

訪問看護師になるために、必要な資格は看護師免許のみです。
ただ、これはお勤めになる訪問看護ステーションによるとは思うのですが、やはり運転免許は持っておいた方が無難でしょう。

もちろん訪問看護の専門免許は必要ありませんし、ケアマネの資格もいりません。
訪問看護師になる上で必要なのは看護師免許と未知の環境に対するほんの少しの勇気だけです!笑

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