看護師の育休明けの不安への対策

育休復帰が不安な看護師の方へ


こんにちは、訪問看護師のYukiです。
わたしは現在訪問看護ステーションで働く現役の看護師です。
数年前、三年間の育休を経て訪問看護師として現場に復帰しました。
(以前は病棟勤務でしたので訪問看護は初めての職場です。)

育休中の看護師の皆さん、上手く職場に復帰できるか不安ですよね。
わたしも数年前の育休期間中は、ちゃんと看護師といて再び働けるのか不安で不安で仕方がありませんでした。そのため、現在育休中や休職中の看護師の方に少しでも勇気を与えられたらと思い、わたしが育休から職場に復帰するまでのことを記事にしてみましたので最後までお読みいただけたら嬉しいです(*^^*)

育休をとり始めの頃は楽しかったのですが・・・

子育ては想定外のことの連続でとても大変だったのですが、育休を取り始めた当初は
子育ての大変さよりも、
もう職場での人間関係に悩まなくていいんだという喜びや、夜勤から解放された安心感が優っていました。今考えるとどんだけ病棟勤務が嫌だったんだって話ですが。。。笑
ただ、母という子育ての経験者が側にいて、分からないことは何でも聞けるという環境での子育てだったので仕事よりもリラックスして育児に取り組めたのだと思います。
この頃は、次男が保育園に入園するまで絶対に子育てに専念すると決めていたので職場復帰に対する不安は全くありませんでした。
しかし、時間はあっという間に過ぎていきます。。。

近づく職場復職への不安

自分で設定した「次男の保育園入園」というリミットが刻一刻と迫ってきます。
手技の方法を綺麗さっぱり忘れている自分に焦り、再就職をしたくないという気持ちが日に日に強くなっていきました。

そんなこともう1度周りから教えてもらって、さっさと職場復帰すればいいじゃん!

と思う読者の方もいるかと思うのですが、
この頃のわたしは無駄なプライドを持っていたので

年下で自分よりも経験の浅い娘に手技を聞くのは耐えられない

と勝手に無駄に思い込んでいたのです。
というのも、
わたしはもともと自分よりも年下の子に抜かれるのがとても苦手でした。

わたしは中学時代テニス部に所属していたのですが、
自分が2年生になった頃に、小学校からテニススクールに通っていた、わたしよりも明らか
にテニスの上手な後輩が入ってきたのです。
同級生や先輩が自分より強い分には何も気にならなかったのですが、その後輩が入ってきてすぐにわたしは、「あ、わたしこのこにレギュラー奪われる」と思って逃げるとように部をやめてしまいました。

そのようなプチトラウマがあったため、看護学校を卒業した後は絶対に後輩に抜かれないようにしようと、気を張って一生懸命仕事に取り組んでいたのですが、育休で長い間職場を離れてしまったためわたしの能力は明らかに後輩の看護師よりも劣るものになってしまっていました。

職場復帰はやめようかと思いましたが、経済的な不安から再就職

夫の稼ぎで最低限の生活はできていましたので、気づいたらわたしは
自分が子供の面倒をみないと子供がグレやすくなるなどという謎の言い訳を自分に言い聞かせ、職場復帰を先延ばししようとしました。
しかし、この頃職場復帰せざるをえない事件が起こりました。

夫の働いている業界の企業が経営不振から次々と倒産しはじめたのです。
幸い、夫の勤めている会社に大きな影響はなかったのですが、当時倒産したのは誰もが
知っているような大企業でした。
この時わたしは、収入源を夫1人に偏らせるのは、危険だ、と本能的に理解しました。
わたしの夫の会社が潰れなかったのはたまたまであって、これから先夫の収入が0になる可能性は十分に考えられるのです。
そのため、わたしは家族のために再就職をすることを決意しました。
あの事件が起きていなかったらひょっとしたら再就職はしていなかったかもしれません。

訪問看護は仕事と家庭の両立がしやすい職場です

その後知人の紹介もあり、心機一転訪問看護ステーションで働くことを決めました。
訪問看護ステーションは一般病棟と違い夜勤はありませんし、子育てをしながら働いている
看護師の方が多いので仕事と育児の両立がしやすいです。
また、初めての職場ということもあり、プライドを捨てて気兼ねなく先輩に仕事上の疑問点を聞くことができたのもわたしにとっては大きなメリットでした。

まとめ

✔︎育休期間中の職場復帰に対する不安は誰しもが抱えるものです。そんなに思い詰めないでください。
✔︎どのような職場に再就職するにしても、1度作りあげたプライドを捨てることは大切です。
(自戒も込めて。笑)

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