訪問看護のやりがいとその苦労を実体験から語りますっ!

訪問看護の仕事のやりがいとその苦労


こんにちは、訪問看護師のYukiです。
皆さんは今している仕事にやりがいを感じながら働いていますか?

私は訪問看護の仕事をしているのですが、周りの環境に恵まれ、毎日やりがいを持って楽しく仕事をする事が出来ています。

今回は、私の働く訪問看護の仕事とそのやりがいについて記事を書いていきたいと思います。
もちろん訪問看護の仕事にはやりがいもある分、それと同じくらい大変なことも沢山あるので、そのことについても触れていきたいと思います。

訪問看護の仕事をしていて感じた「やりがい」


私が実際に訪問看護の仕事をしていく中で感じた、仕事に対するやりがいをまとめてみました。

患者さんと長期的な関係を築く事ができる

私は訪問看護の世界で働く以前は一般病棟で働いていたのですが、業務量や患者さんの数が多すぎるため、そこでは患者さんと深い関係を築くことはできませんでした。今だから言えるのですが、やっつけ仕事みたいになっていた場面も多々あります。

一方、訪問看護師と今の職場で働くようになってからは、利用者さんと1対1で深いコミュニケーションを取りながら仕事を行うことができています。
同じ利用者さんを一人で月に何回も訪問するので、やっつけ仕事みたいなことはとてもじゃないですが、できません。

一人で現場をなんとかする力が身につく

訪問看護の仕事は通常一人で利用者のお宅を訪問し、一人で利用者さんを観察し処置します。

訪問看護を始める前は、なんでも一人でやらなきゃいけないなんてプレッシャーだな、となんとなくネガティブな捉え方をしていたのですが、自分一人で一通りの仕事ができるようになったときの達成感は何にも代えがたいです。

訪問看護の現場には仕事熱心な人が多い

皆さんは2025年問題という医療問題をご存知でしょうか?
2025年問題とは、団塊の世代の高齢化によって、2025年を境に病院のベット数が足りなくなるのではないかという医療問題です。(医療問題ではなく人口問題と表現した方が適切かもしれません。)

そして、2025年問題の打開策として政府が支援しているのが「訪問看護」です。

それもあってか私の働く職場では、訪問看護の重要性や可能性を確信しながら働いている方が多いので、毎日刺激を貰いながら仕事に取り組むことができています。

訪問看護の仕事をする上で大変なこと


訪問看護の仕事はやりがいがある反面、苦労が多いことも確かです。
訪問看護のやりがいばかり触れて、大変な面を隠すのは何だかフェアじゃないと思うので、次は訪問看護の仕事をする上で大変なことを一緒に見ていきましょう。

1対1のコミュニケーションはやっぱり難しい

私の職場には良い人しかいないので、職場内で人間関係の問題を抱えているということはないのですが、利用者の方の中には色々なタイプの方がいらっしゃります。
中には気難しい利用者さんがいることも確かです。

訪問に行くと、「あなたじゃなくてこの前のあの人の方が良かった。」などと嫌味を言われることも多々あります(涙)

ただ、最初のうちは利用者さんの気まぐれな態度に傷ついていたりもしたのですが、経験を積んでいくうちに、そういった方は全員にそういった態度で接しているということが分かるようになったので、今ではあんまり気にならないようになりました。笑

自転車移動は想像以上に疲れる

意外に思われるかもしれませんが、訪問看護師の移動手段は自転車がメインです。
(お勤めされる地域によっても異なるとは思いますが。)

そして、夏場の自転車移動は想像以上に疲れます。

私は基本的には職場への不満はないのですが、
自動車での移動がメインな職場だったらどんなに楽だったろうか、ということは自転車を漕ぎながら日々考えます。笑

おわりに。「仕事へのやりがい」って果たして何だろう??

この記事を読んで
訪問看護ってやりがいがある仕事なんだ!
と貴方に少しでも思って頂けたら嬉しいです。

ただ、訪問看護の世界に飛び込めば、誰もがやりがいを感じられるかと言われればそうではありません。実際にこんな書き込みがあるのも確かです。

13年病院で勤務していました。
夜勤が年々辛くなり体もボロボロになり体力の限界を感じて夜勤のない訪問看護に転職しました。

夜勤がないことは体力的に楽でいいのですが仕事内容が性格的に合わないというか、面白味をまったく感じないです。
延々家族や利用者の話を聞いたり・・・毎日摘便ばかり・・・
訪問看護の仕事てこんなもんなんですかね?

病院が懐かしく戻りたいと思うこともしばしばありますが、またあの辛い夜勤をやらないといけないのかと思うと実際に病院に戻ることもできず
体力に合わせて仕事もシフトしていかないといけないということは頭では分かっているのですが、毎日仕事行きたくない、訪問したくないと思いつつ渋々仕事しています。

我慢して訪問看護続けていけば楽しくなるのでしょうか?
同じような経験されたかたいますか?

引用元:訪問看護について(仕事内容が性格的に合わないというか、面白味をまったく感じないです)

果たして、「仕事へのやりがい」の正体とは何なのでしょうか?

私は、「仕事へのやりがい」とは、「その仕事を楽しんでいるということ」だと思います。

 

そして、仕事の楽しさを見つけることが得意な人は、どんな仕事だって楽しみを見つけながら、やりがいを持って取り組みことができるものだとも思います。

訪問看護って夜勤もないらしいし、今の仕事にはやりがいを感じられないから「やりがいのありそうな訪問看護」に転職しようという動機では、たとえ訪問看護に転職しても、先ほど紹介した投稿者の方のようになってしまうと思います。

今の職場も十分楽しいけど、訪問看護にも興味があるから飛び込んでみよう!
という転職の動機がベストなのではないでしょうか。
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訪問看護に就職する上でのよくある質問

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