産後の看護師におすすめの働き方
産後の看護師におすすめの職場は?
こんにちは、訪問看護師のYukiです。前回の記事では、わたしが訪問看護ステーションで働くまでの経歴を書きましたが、何も先輩の意見のみを鵜呑みにし、産後の再就職先として、訪問看護ステーションを選んだわけではありません。
先輩から、訪問看護ステーションを勧められた後も、自分で産後の看護師に最適な働き方を模索していました。しかし、どれだけ調べても訪問看護ステーション以上に、産後の看護師が働くのに適した場はありませんでした。
などと読者の方は思われるかもしれませんが、本当にないのです。笑
というわけで、今回は一般病棟、クリニック、老健、養護教諭、訪問看護ステーションのうちどの職場が産後の看護師の再就職先におすすめなのか、実際にそれぞれの職場でどのような働き方が可能なのか、比較していきたいと思います!
※Yukiが実際に勤務したことがあるのは、大学病院と訪問看護ステーションのみです。クリニック、老健、養護教諭については知人の看護師から教わった知識を中心に書いていますので、その点はご了承下さい。
産後の看護師の再就職先にはクリニックがおすすめ??
まず、転職サイトに登録すればわかることなのですが、クリニックの求人数はとても少ない上、クリニックで働きたい看護師の方はとても多いので、産後クリニックへ再就職することは簡単ではありません。また、クリニックでは基本的に必要最低限の看護師しか雇っていないので、子どもが急に熱を出したときなどの緊急時に、急に休みを貰うことは難しいようです。
そのため、クリニックでは産後の看護師に適した働き方をすることは難しいと思います。(子どもに手がかからなくなった後働くにはクリニックが適しているかもしれませんが。)
産後の看護師の再就職先には老健がおすすめ??
まず、夜勤がない=ホワイトな職場と短絡的に考えるのはやめた方が良いです。笑 もちろん夜勤はないに越したことはないのですが、夜勤なしという甘い言葉に飛びつくと痛いめを見ることがあるので要注意です。
わたしは、訪問看護ステーションからの派遣という形で何度か老健にお邪魔したことがあるのですが、「思った以上にご老人をずっと相手にしてるのは疲れそうだし、何より施設で働く看護師の数が少なくて大変そう」というのが老健で働いてみた率直な感想です。
基本的に自分の周りは殆どご老人という状況ですので、合う合わないは本当に激しい職場だろうなと思います。そのため、夜勤がないから産後働くのに良さそう!と思って安易に老健に再就職しようとするのは危険かもしれません。もちろん、自分でよく老健について検討した後なら良いのですが。
産後の看護師の再就職先には一般病棟がおすすめ??
先ほど、夜勤がないからといって安易にホワイトな職場だと判断するのは良くないといっておいてこんなことは言いづらいのですが、我々看護師が産後の再就職先を選ぶ上では、基本的に夜勤のある職場は避けた方が良いです。
夜勤がないからといってホワイトな職場とは限らないけれど、夜勤のある職場はもっと良くないということですね。笑
夜勤がある職場を避けた方が良い理由ですが、夜勤と子育ての両立は難しいからです。当然の理由ですね。夜勤とお夕飯の支度をあなたは同時にできますか?夜勤と子どものお迎えを同時にできますか??できませんよね。
中には、夜勤なしという条件で求人を出している一般病棟もありますが、自分の家の近くでそのような条件の病院を探すことは困難です。一般病棟でも産後の看護師に適した働き方をすることは難しいのですね。
産後の看護師の再就職先には養護教諭がおすすめ??
もともと養護教諭として働いているのならともかく、産後、養護教諭の免許を1から取って、学校に再就職というのは現実的ではありません。養護教諭、憧れますけどね。笑
※保健師の免許を持っていると、養護教諭の免許は比較的簡単に取れるようですが、免許を持っていても養護教諭自体の求人数が少ないので、やはり産後看護師が養護教諭として再就職するのは現実的ではありません。
産後の看護師の再就職先には訪問看護ステーションがおすすめ??
はい、やってきました我らが訪問看護ステーション!!
当たり前のことなのですが、その職場で常勤で働きながら子育てをすることができるかを知るには、実際にその職場で、子育てをしながら働いている看護師の方が多いかどうかを見るのが一番です。そして、訪問看護ステーションには、常勤で働きながらも、仕事の育児を両立している看護師の方が大勢います。クリニック、一般病棟、老健は基本的にシフト制ですが、訪問看護ステーションでは1日に決まった患者さんを訪問するという業務形態を取っているので、スケジュールの調整がしやすいのです。また、訪問看護ステーションで働く看護師の約半数が非常勤ですし、扶養の範囲内で少しだけ働くことも可能です。
次回以降の記事では、訪問看護ステーションでは常勤で働くべきか非常勤で働くべきかといったことも書いていきたいと思います。
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