【看護師】人間関係にストレスを感じてしまったあなたへ
【看護師】人間関係にストレスを感じてしまったあなたへアドラー心理学を勧めたい
こんにちは、訪問看護師のYukiです。看護師として働いていると、人間関係でストレスを感じてしまうことが本当に多いですよね。
ただ、職場での人間関係で悩んでいるのはあなた一人ではありません。
看護師向けの掲示板を検索してみたところ、人間関係の悩みに関する投稿が山ほど出てきました。
・もう疲れた…(病棟勤務と勉強、人間関係に疲れました
・看護師はどこも人間関係悪いんですか
・人間関係について(新卒の新人看護師)
・看護師7年目 仕事も人間関係もうまくいかない
・人間関係がつらいです(無視してくるスタッフ、聞こえるように悪口言うスタッフ…)
引用元:看護師お悩み相談室
わたしも数年前までは、職場での人間関係に日々ストレスを感じながら仕事をしていたのですが、ある時偶然「アドラー心理学」という心理学の本に出会い、その本の内容をを実践していった結果、人間関係におけるストレスが見違える程に軽減されました。
そのため今回は、アドラー心理学の中から、看護師さんの職場でのストレス軽減に役立ちそうな内容をシェアしていきたいと思います。
看護師さん向けにアドラー心理学の内容を要約
アドラー心理学の中で、わたし達看護師の仕事に活かせそうなポイントは以下の3点です。
①感情で他人を支配する人は子供である
②言い訳をやめてみると楽になれる
③勇気を持って実際に行動することが何よりも大切
それでは、実際にアドラーの書いた文章を一緒に見ていきましょう。
子供は「感情」でしか大人を支配できない。
大人になってからも
感情を使って人を動かそうとするのは幼稚である。
子供は、泣いたり喚いたりしないと親に構ってもらうことができませんので、感情を使って大人を動かそうとします。
ただ、感情を使って他人を支配しようとするのは何も子供だけではありません。
幼少期に成功した方法にまだ味をしめて、大人になってからも、怒りという感情を使い他人を動かそうとしている人も一定数いるのです。
もしかすると、職場で怒ってばかりのあの人は、幼少期に成功した作戦がまだ忘れられない、大人になりきれていないお子様なのかもしれません。
そう考えると、何だか気持ちが少し楽になりますよね。
遺伝もトラウマもあなたを支配してはいない。
どんな過去であれ、
未来は「今ここにあるあなた」が作るのだ。
過去に学校の先輩にいじめられた経験があるから、年上の先輩看護師が苦手で。。
などと言い訳している人がいるとします。
しかし、本当に過去のトラウマが今の人間関係にまで影響を及ぼしているのでしょうか?冷静に考えてみてください。過去にそういう体験をした人全員が、現在の人間関係に支障をきたしているということは、まずあり得ませんよね。
問題なのは、過去に経験したトラウマではありません。
現在、その問題を解決しようと何のアクションも起こさないことが何よりもの問題なのです。
「親が悪いから」
「パートナーが悪いから」
「時代が悪いから」
「こういう運命だから」
責任転化の典型的な言い訳ある。
4月に転職した方が新しい職場に馴染みやすいからまだ転職するのはちょっと。。。だとか、職場を変えたところで、また意地悪な先輩がいるかもしれないしな。。。などという考えが頭に浮かんでしまうのも、全て課題から目を背けていることが原因です。
転職という面倒な問題から目を背けていたいがために、「良い転職時期はいつか」という別の悩みを自分で作り出しているのです。本当は転職時期なんてどうだっていいはずなのにも関わらず、です。
問題から逃げていても、余計なストレスが溜まってしまうだけですので、言い訳をやめて、きちんと問題に向き合ってみましょう。
その方がずっとずっと精神的に楽になれますよ。
実際に行動することが何よりも大切です
私は、看護学校時代の友人からも、職場での人間関係に関する相談を受けることがよくあります。
そしてその度に、「他人を変えたりすることは困難なのだから、そんなにその職場での人間関係が嫌ならば別の病院に転職するしかない。」という旨のアドバイスをするのですが、
・今の職場にはお世話になったから
・転職したらお給料が下がってしまうかもしれないから
・今更新しい職場に転職しても馴染めるかどうか不安だから
と、謎の言い訳ばかりをして実際に動こうとしない人が大半です。
アドラーの書にこんな言葉があります。
不安だから、外出できないのではない。
外出したくないから、不安を作り出しているのだ。
「外出しない」という目的が先にあるのだ。
彼のの言葉を借りれば、転職という重要な問題から逃げるために、別の悩みや言い訳を作っているだけなのです。
ストレスを抱えてでも今の職場の人間関係に耐え続けるべきか、勇気を出して別の病院に転職してみるか、今一度冷静に考えてみて下さい。
前回と同じ失敗をしないために
ただ、気をつけて欲しいのは、勇気を出して転職をしたとしても、前回と同じような職場の探し方では、また同じように人間関係のな悪い職場を引き当ててしまう可能性があるということです。
そのため転職活動を考えている方には、
マイナビ看護師を始めとした看護師転職サイトに登録し転職予定の職場の雰囲気を調べておくことを、私はお勧めしています。
看護師転職サイトと聞くと、「わたしたち看護師を無理に転職させたがる企業」というネガティブなイメージを持っている方も中にはいらっしゃるかと思いますが、わたしの使ったマイナビ看護師と看護のお仕事という2つのサイトに限って言えば、そんなことはありません。
特にマイナビ看護師は、職場への聞き込み調査を熱心に行い、質の悪い病院の求人はあえて掲載しないという方針をとっている素晴らしい看護師転職サイトです。
ただ、このマイナビ看護師は北海道、東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、三重、岐阜、大阪、兵庫、京都、広島、福岡というエリアの求人に特化したサイトですので、それ以外の地域で求人をお探しの方には、全国の求人を扱っている看護のお仕事がお勧めです。
看護のお仕事も、マイナビ看護師と同様に職場への聞き込み調査を実施していますので、転職予定の職場の雰囲気を調べるのにはうってつけですよ。
マイナビ看護師も看護のお仕事も私たち看護師は無料でサービスを利用することができますので、ぜひ人間関係改善への第一歩としてこの2つのサイトに登録してみてください。
勇気を出して実際に行動することが何よりも大切です。
コメント
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こんにちは。
来年1月より看護師として復帰します。鈴木と申します。
職場は、診療所でして午前中は診察 午後は在宅への訪問診療となります。
訪問診療ではDr.と同行する事になるとおもうのですが、なにせお恥ずかしい事ながらトイレが近いタイプでして、、、。
訪問診療時、トイレに行きたくなったらどうしよう等と心配したりとしています。Dr.もいる事だろうし、途中でトイレ
なんて言っても良いものやらと気が引けます。訪問診療されている看護師の声を聞く機会がなくて、、、
Yukiさんの経験上、何かアドバイスいただけたら嬉しいです。
鈴木さん
コメントありがとうございます(*^^*)
おトイレが近いため訪問診療への職場復帰が不安ということですね。
私もおトイレが近いタイプなので鈴木さんの気持ちはよーく分かります。笑
ただ、「おトイレが近い問題」って本当に、仕事に支障をきたすほど深刻な問題ですか?
私の考えですが、鈴木さんの場合、
「職場復帰に対する漠然とした不安」が「おトイレが近いけど本当に訪問看護の仕事をこなせるかな」というお悩みをご自身で作り出しているのだと思います。
そのため、私が「訪問診療中に、おトイレが近くなっても○○という対処法があるから大丈夫です!」と答えたとしても、
また別の「○○だけど訪問看護の仕事をこなせるかな。。」というお悩みをご自身で作り出してしまう可能性が高いです。
そのため、深層心理といいますか、何が本当は不安なのか(ブランクがあるから職場復帰が不安、新しいスタッフとウマが合うか不安。など)をご自身で一度分析してみてください。
不安な気持ちを紙に書き出すと、気持ち的にもスッキリするのでおすすめですよ。
また、何かありましたらお気軽にコメントしてくださいね(*^^*)